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先輩社員インタビュー

先輩社員インタビュー

開発第一部 第一システム設計課

2014年入社

01

トラック用ラジエータの設計担当として、多くの車型のプロジェクトに携わっています。

Q一番思い出に残る仕事は何ですか
A一つ一つの仕事にそれぞれ思い入れがありますが、「一番は?」と聞かれると、やはり初めて主担当を任されたプロジェクトですね。
車の部品メーカーというと、完成車メーカーの下請けのようなイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、実際には設計・実験解析・試作・量産まで全て部品メーカーで実施しています。
入社以来、トラックのラジエータの設計担当として色々なプロジェクトに携わっていましたが、入社2年目で初めて主担当を任されました。
「認めてもらえた」喜びと、「できるだろうか」という不安で頭が一杯になったのをよく覚えています。
失敗することもありましたが、先輩方にアドバイスを頂きながら、なんとか製品化にこぎつけることができました。やっている最中は無我夢中だったので、プロジェクトが終了した時も達成感というより、ようやく終わった、という疲労感のようなものでした。
しかし、自分がプロジェクトの主担当を務めたラジエータが搭載されたトラックが、実際に町中を走っているのを見た時は、ありきたりな表現ですが、とても感動でした。メーカーの設計者としての喜び、やりがい、達成感・・・そういったものを一気に感じたのは今でも忘れません。
Q仕事で苦労した点はありますか?
A先日経験したのですが、車両の市場販売日も決まっている中での仕様変更ですね。
完成車メーカーも我々部品メーカーも、日程ぎりぎりまでより良いものを追求しますから、計画変更自体は珍しい話ではないのですが、さすがに車両の市場販売日も決まっている中での仕様変更はそうそうありません。しかも、量産体制も整い、いよいよ生産開始という段階になっていました。
迫りくる市場販売日に肝を冷やしながら、プロジェクトメンバーはもちろん、違うプロジェクトを担当していた先輩や上司にもヘルプをお願いし、なんとか間に合わせた、ということがありました。
Q成長を実感する事は
A自分は大学での専攻が材料・環境系だったので、熱交換器の設計をするには色々基礎知識が不足していました。入社当初は分からない事だらけで、常に先輩に質問していました。基礎知識に自信がなかったので、自分で物事の判断をすることが怖く、全て先輩に判断を仰いでいました。
しかし、知識と経験が増えるにつれ、自分で判断し決定できることが増えたり、完成車メーカーに出向いての仕様打ち合わせに自分単独で行くようになったり、完成車メーカーからの問い合わせが先輩でなく自分に直接入るようになったりしました。そういった時に成長を感じますね。

※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。

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